胡蝶蘭は、明治時代にイギリスから伝えられたといわれ歴史の新しいお花です。
日本では、蝶が舞うような美しい花をつけることから胡蝶蘭と名付けられたとされ、
最も優美で高貴なお花として愛されています。
胡蝶蘭 (学名 ファレノプシス )の原産地は東南アジア、台湾、オーストラリアなどの亜熱帯地方。
高温多湿のジャングルや川辺の樹木です。
400種ほどの原種がありますが、店頭に出回っている商品は人が品種改良したものがほとんどです。
どんな胡蝶蘭が「良い胡蝶蘭」なのでしょう?
花が大きく、背が高いものが高く取引されています。花の大きさと高さを支えているのは、
「葉」と「根」です。
水やりを抑制し、ゆっくり育てれば育てるほど「葉」と「根」がしっかりします。
大きくて厚みのある葉には栄養と水分がいっぱい詰まっています。
びっしりと張った根は空気中からも水分を吸収しています。
一般的に胡蝶蘭の一番人気は白色で二番人気はピンク色です。
ピンクの胡蝶蘭の代表はドリテノプシス属系と言われますが、ピンクの胡蝶蘭の花言葉は『あなたを愛しています』。
母の日やウェディング用ブーケ女性向けお祝いとして重宝されます。
胡蝶蘭の中にもとってもレアな品種もあります。
花弁はイエロー、中心は紫色の配色が綺麗なサンライズスターです。
花弁が大ぶりで置くだけでトロピカルな雰囲気を演出できます。
昨今、人気な通常の胡蝶蘭より小ぶりなミディ胡蝶蘭があります。
ミディ胡蝶蘭は一般家庭でも飾るスペースが確保できる大きさなので、
私たちが気軽に購入できる胡蝶蘭です。
ミディ胡蝶蘭の種類は豊富で、色は白、紫、イエロー、ピンクがあります。
代表的なのは、白いアマビリス、紫のアンタレス、イエローのイエローフェスティバルなどが
あります。
ミディ胡蝶蘭の中に、「さくらこ」という品種があり、とっても変わった特徴を持っています。
なんと花びらの形が通常の胡蝶蘭とは違い、丸っこく小さくてなんだか赤ちゃんの胡蝶蘭みたいでかわいいです。
南国の代表的な花、プルメリアと日本のソメイヨシノを掛け合わせたような形の花びらで色も桜色。
日本の奥ゆかしさと南国のあったかい陽気を思わせるような品種です。